胃の内視鏡検査(胃カメラ)

鼻からできる楽な内視鏡検査(胃カメラ)で、病気の予防をしましょう。

胃の内視鏡検査(胃カメラ)は、食道や胃、十二指腸などの状態を直接診ることができます。
病気の早期発見に大変有効ですが、特に、鼻からできる内視鏡は、喉のえずきや吐き気などがなく楽に検査ができます。
負担のない鼻からの内視鏡検査(胃カメラ)で病気の予防や早期発見をしましょう。

鼻からできる胃の内視鏡検査(胃カメラ)

当院では、鼻からできる胃の内視鏡検査(胃カメラ)を行っています。
これまでの口からの内視鏡検査(胃カメラ)では、スコープが舌の根元(舌根)に触れることでえずきや、不快感、苦痛がある方が多かったのですが、鼻からの挿入でこの問題は解消しました。
鼻からの内視鏡のスコープは従来の半分、5.9mmの細さです。 
更に、スコープがしなやかで無理なくスムーズに挿入ができることから鼻への麻酔も微量で済み、安全で楽な検査となりました。
当院では、一度、鼻からの内視鏡を経験した患者様の90%以上の方が、次も鼻からの内視鏡を希望されます。ぜひ鼻からの内視鏡(胃カメラ)を試してみてください。

胃カメラで見つかる病気

胃の内視鏡検査(胃カメラ)では、逆流性食道炎、食道がん、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、ポリープ、胃がんなどの診断ができます。

食道の病気

逆流性食道炎

喉から胃にかけての食道には上部食道括約筋と下部食道括約筋と呼ばれる筋肉があり、食べ物が胃に送られるしくみになっています。また、胃と食道の入り口(噴門部)は、食べ物を飲みこむとゆるみますが、普段は胃酸が逆流しないように収縮し、胃液で食道が傷つかないようになっています。
最近増えているのが、この噴門部の括約筋がゆるんだり、何らかの原因で胃酸が食道に逆流したりすることで起きる逆流性食道炎です。
括約筋は筋肉であることから、加齢による筋力の衰えや、食後にすぐに横になる習慣、肥満、脂肪のとり過ぎなどで起きることが知られていますが、胃の内視鏡ではこの食道の状態を直接見ることができます。逆流性食道炎を繰り返し、放置することで、まれに食道がんに進行することもあります。
最近は若い方にも逆流性食道炎は増えていますので、胸やけや胃もたれ、ゲップなどの症状がある場合は、胃の内視鏡検査をお薦めします。

食道がん

逆流性食道炎と似た、胸焼けなどの症状で疑われるのが食道がんです。
食道がんは食道の内面の上皮から発生しますが、日本人の食道がんの約9割がこの上皮から発生する扁平上皮がんです。
食道がんは発見が遅くなると、食道の外まで広がり周囲の気管・気管支、肺、大動脈、リンパなどに転移したり、リンパの流れに乗ったがん細胞が肝臓、肺、骨などに転移したりして浸潤を起こします。
そのようなことにならないうちに、何らかの自覚症状が現れたら胃の内視鏡検査(胃カメラ)をしましょう。食道がんの早期発見、早期治療にもつながります。

胃の病気

胃炎

胃の粘膜に炎症が起きる状態が胃炎です。
食べ過ぎや不規則な生活、ストレスなどの原因や、ピロリ菌で起きることが知られています。
最近では胃炎の8割の人がピロリ菌に感染していると言われていますが、放置すると胃潰瘍に進行する場合もあるので、胃内視鏡(胃カメラ)で胃の粘膜の状態を観察することは予防にもなります。

胃潰瘍

胃酸やストレス、強い薬や何らかの原因で胃の粘膜が傷つき、なくなり、粘膜下層の筋層まで傷ついた状態が胃潰瘍です。
内視鏡検査では潰瘍がどの程度まで進んでいるかを直接観察することができるため胃潰瘍の正確な診断と治療につながります。

ポリープ

胃の表面にイボのようなものができたものをポリープといいますが、正確にはポリープにもいろいろな種類があります。
ほとんどはがんではありませんが、まれに将来がんになるものも含まれていることから、検査して、ただしく診断することが大切です。
胃の内視鏡(胃カメラ)ではこのポリープの状態を直接観察することができるため、組織を取ってする精密検査も簡単にできます。

十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍は胃潰瘍と同じように、何らかの原因で十二指腸の粘膜が傷つき、なくなり、十二指腸の粘膜下層まで傷ついた状態をいいます。
胃の内視鏡検査(胃カメラ)では、この十二指腸も直接画像で診断できるため、悪化や進行を予防、治療することが可能です。

胃がん

日本人に多いのが胃がんですが、胃がんは早期発見により治癒率のたいへん高いがんです。
とはいえ、初期には自覚症状が少ないことから、自覚症状でがんと診断されたときにはかなり進行していることが多く、手遅れにならないためにも定期的な内視鏡検査で早期発見したい病気のひとつです。
塩分の多い食事、動物性脂肪を摂り過ぎる食生活、喫煙、過度の飲酒なども原因のひとつと言われていますので、食生活や生活習慣に気をつけて予防することがまず大切です。

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